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日本HP、Xeon E7 v3搭載の4ソケットサーバー「ProLiant DL580 Gen9」

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は5月29日、4ソケットのx86サーバー「HP ProLiant DL580 Gen9」を発表した。インメモリや構造化データベース、HPCなど、大量のデータを扱うスケールアップワークロードに求められる処理能力、可用性、信頼性を備えているという。価格は226万7000円(税別)から。

 「HP ProLiant DL580 Gen9」は、大量のデータを扱うワークロードのニーズに合わせて提供されるx86サーバー。最新のXeon E7-4800/8800 v3ファミリを搭載し、4ソケットで最大72コア144スレッド、最大6TBのDDR4メモリというスケーラビリティを実現する。

 またDDR4メモリとの相乗効果により、業界標準のサーバーベンチマークTPC-Hでは、前世代となるGen8世代の1.5倍の性能値を達成。ディスクについても、NVMeフラッシュに対応し、CRM系アプリケーションへのデータ読み出しなどで高い性能向上を実現したとのこと。PCI Expressスロットも9基備えており、HP FlexibleLOM、1GbE、10GbE、InfiniBandの選択により、柔軟なネットワーク構成をサポートする。

 信頼性の面では、SAP HANAインメモリプラットフォームやSQL Serverをはじめとする構造化データベースなど、大量のリソースとデータに依存するワークロードに対して、MCAリカバリ、DDDC(Double Device Data Correction)などのRAS機能を提供できる。

石井 一志