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拡張性・柔軟性を強化したIoT向けアプライアンス「OpenBlocks IoT EX1」

 ぷらっとホーム株式会社は11日、IoT(Internet of Things)向けアプライアンス「OpenBlocks IoTファミリ」のラインアップに、「OpenBlocks IoT EX1」を追加すると発表した。2015年夏の出荷開始を予定しており、価格はオープン。

OpenBlocks IoT EX1

 「OpenBlocks IoTファミリ」は、ぷらっとホームの小型Linuxマイクロサーバー「OpenBlocks」をベースに、IoTで必要な機能を実装して提供されている製品群。今回発表されたOpenBlocks IoT EX1は、従来製品「OpenBlocks IoT BX1」の性能はそのままに、拡張性と柔軟性を向上させているという。

 具体的には、本体にRS-232C、RS-485、Ethernetなどの有線インターフェイスを標準搭載するとともに、Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n)やBluetoothといった無線通信に対応。内部に拡張用スロットを2つ搭載しており、さまざまなモジュールを追加できるため、3G(NTTドコモ/ソフトバンクモバイル)はもとより、LTE(KDDI)、Wi-SUN、EnOceanなどの通信に対応し、多様なセンサーを、より速く効率的にネットワークに接続できるとした。

 さらに、SMS遠隔操作機能やシリアル通信リダイレクト、設定用Web GUIを搭載するなど、さまざまなソフトウェア機能も備えているとのこと。

 CPUやメモリは、前述の通りデュアルコアAtom(500MHz)や1GBメモリ、4GBのフラッシュなど、OpenBlocks IoT BX1と同等のスペックを提供。OSも汎用のDebian GNU/Linuxを採用しており、アプリケーションの実装を容易に行えるとしている。

 サイズは91x113x25mm。

石井 一志