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富士通、顧客企業におけるSNS活用の高度化をトータルに支援

事象の位置・画像を踏まえた情報把握を可能にする「SociaLive」など

 富士通株式会社は8日、ソーシャルメディアの業務活用を支援するソリューションを強化すると発表した。事象の位置と画像を踏まえたリアルタイムな情報の把握を可能にする「FUJITSU Intelligent Data Service SociaLive」(以下、SociaLive)を、同日より販売開始する。

 「SociaLive」は、任意のキーワードやエリア情報をあらかじめ登録することで、事件・事故・災害などさまざまな事象に関連するTwitter情報のリアルタイムモニタリングを行えるサービス。リアルタイムにタイムラインが表示され、大量に流れる情報を一元的に収集できるほか、特定の地域の情報をピンポイントでモニタリングすることが可能になるという。

 また、GPS情報や投稿記事に書かれている地名などから、位置を表すデータを判別し、投稿者の場所と投稿内容(テキスト・画像)を地図上にマッピングする機能も備える。リアルタイムな地図上への表示や、投稿された画像のサムネイル表示により、今起こっている現象を一目で把握できるとのこと。

「SociaLive」画面イメージ

 価格は、初期費用が20万円(税別)から、月額費用が9万円(税別)から。

 さらに富士通は、これまでさまざまな業種・業態において、ソーシャルメディアの業務活用支援で培ってきたノウハウを活用し、顧客企業の適切なソーシャルメディア利用を支援する「コンプライアンス構築支援」と、国内外の口コミについて、顧客企業の課題に合わせた分析・報告を行う「分析レポーティング」を新たに提供。以前から提供している「Fujitsu Intelligent Data Service DataPlaza ソーシャルメディア分析ツール」(以下、DataPlaza ソーシャルメディア分析ツール)と合わせ、ソーシャルメディア活用ソリューションとして体系化した。

 これにより、富士通では、顧客のニーズが高い4つの活用シーンである、「事象の位置と画像を踏まえたリアルタイムな情報の把握」、「ソーシャルメディア活用に関する企業内外のリスクマネジメントの強化」、「マーケティングへの効果的な活用」、「グローバルな情報の活用」といった領域に、重点的に対応するとしている。

 価格は、コンプライアンス構築支援、分析レポーティングともに個別見積もりとなる。

ソーシャルメディア活用ソリューションの主な4つの活用シーン

石井 一志