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情報漏えいを即座に通報、コムスクエアが手のひらサイズのBOX製品
「パトロールクラリス」監視機能を活用
(2014/9/10 06:00)
株式会社コムスクエアは9日、サーバー・ネットワーク監視ソフト「パトロールクラリス」の機能を活用したセキュリティ製品「情報漏えい検知BOX」を発売した。導入が簡単な手のひらサイズの小型アプライアンスで、ログやトラフィックなどを複合的に監視し、情報漏えいの発生を検知すると、速やかに関係者に通報する。価格は初年度20万円(10監視項目)から。
内部要因による情報漏えいの発生を検知し、速やかに通報するアプライアンス製品。従来の対策では情報漏えい時点でその発生を認識できず、これが大事件に拡大する原因となっていた。漏えい発生を速やかに検知・認識できれば、不正をした人物の特定や必要な対策を即座に実行し、被害を最小限に抑えられる。「被害を抑える最後の砦」(コムスクエア)として訴求する。
具体的には、「パトロールクラリス」の監視機能により、ログ、トラフィック、ディスクなどの多方面から複合的に対象機器を監視して、「漏えい発生を素早く徹底的に検知する」(同社)のが特徴。
利用できる監視機能は、ログ監視、ログインユーザー監視、ディスク監視、トラフィック監視、キーワード監視、Ping監視、改ざん監視など。また、運用管理機能として、障害通知・管理機能、監視レポートグラフ機能、構成管理(カルテ)機能、マップ管理機能を備える。
これらにより、USBデバイスやスマートフォンの接続(抜き差し)、運用ルールで許可されていないユーザーからのログイン実施、データを抜き出す操作のために一次的なディスク容量・トラフィック量の急増、データベースの操作ログにある特定のキーワード、といった事象が検知できるという。
価格は、基本パッケージ(監視項目10まで)が初年度20万円(税別)、次年度以降5万円(同)。追加ライセンス(監視項目10ごと)が初年度5万円(同)、次年度以降1万円(同)。
なお、アプライアンスサーバーの主な仕様は、CentOS 6.x、Atom N2600、2GBメモリ、4GB SSD。外寸は幅87×奥行き121×高さ54mm。Webブラウザ(IE8、Firefox 3.6以上、Google Chrome 15以上)で管理できる。