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IaaS「VMware vCloud Air」とリソース統合された「Vblock」、2015年に発売

 VCEとVMwareは8月25日(米国時間)、ハイブリッドクラウドソリューションでの協業のための戦略的パートナーシップ拡張を発表した。

 両社は、ハイブリッドクラウド向けに統合管理ツールの提供に向けた共同開発を進める。VCEは、仮想インフラ基盤「Vblock Systems」を「VMware vCloud Automation Center」、「VMware vCenter Operations Management Suite」と統合するとともに、IaaSサービス「VMware vCloud Air(旧名称:vCloud Hybrid Service)」との相互運用性を実現する。

 VMware vCloud Airは、オンプレミスのITリソースを容易にパブリック環境へ移行できるパブリッククラウドサービス。日本では10月~12月の提供が予定されている。

 今回のパートナーシップ拡張により、「VMware vCloud Automation」「vCenter Operations Suite」があらかじめインストールされ、「VMware vCloud Air」のリソースも統合活用可能な新「Vblock Systems」が、2015年上半期より全世界(日本含む)で発売される。

 新「Vblock」では、簡素化された組み込み済みのVMwareクラウド管理により、ワークロードをVblockプライベートクラウドからVMware vCloud Airへシームレスに移行できるようになる。

川島 弘之