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VCEの統合型システム「Vblock」にオールフラッシュモデルが初登場

 VCEは4日、統合型システム「Vblock」の新ラインアップを発表。新たにオールフラッシュベースの新モデルを投入する。併せて、Vblockと周辺技術を連携させる「技術拡張機能」なども提供する。

 Vblockの新ラインアップは「Vblockシステム740/540/240」の3種類。

 740は、ミッションクリティカルなアプリケーション向けに性能・キャパシティを追求したモデル。アプリケーションベースのポリシーモデルにより、リソースのプロビジョニングや管理を自動化する次世代型「Cisco Nexus ACI対応ネットワーキング」、および「EMC VMAX」3ストレージを搭載する。VMAXベースの旧型Vblockよりも3倍のストレージ性能を備えるという。

 540は、データベースやビジネスアプリケーションなどを含む混合ワークロードを統合するためのモデル。コンバージド・インフラストラクチャ・システムとして業界初のオールフラッシュベースで構成された。「EMC XtremIO オールフラッシュストレージ」を採用している。また、740と同様に「Cisco Nexus ACI対応ネットワーキング」に対応する。

 240は、中堅規模ビジネスや分散型リモートオフィス向けのモデル。「EMC VNX 5200」を搭載し、高いスペース効率を実現。最小規模の高性能インフラシステムを求める顧客に対応するという。

 技術拡張機能では、スケールアウト型ストレージ「EMC Isilon」とVblockを連携させる拡張機能、および「Cisco UCS」テクノロジーを利用して、専用のグラフィックス処理装置による地震モデリングの実効といった計算負荷の大きいアプリケーションを効果的に処理する拡張機能を提供する。

 Vblockシステム740/540/240や技術拡張機能は同日より、VCEおよびソリューションプロバイダーパートナーから購入できる。

川島 弘之