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はせがわ酒店、企業SNSで情報共有、日本酒を世に広める活動も

BeatComの「Connect」導入

 株式会社はせがわ酒店が社内SNS「Connect」を導入した。本社と店舗間の情報共有をすすめるほか、日本酒を世に広める活動にも貢献する。提供元の株式会社BeactCommunication(以下、BeatCom)が2日、発表した。

 Connectは、「タイムライン機能」「コミュニティ機能」「コメント機能」「イイネ機能」「プロフィール機能」「ファイル一覧機能」「お知らせ機能」「メール通知機能」などを備えた企業向けSNS。月額200円(税別)/ユーザーの「ビジネスプラン」に加え、機能や登録可能ユーザー数に制限のある無料版も提供されている。

 はせがわ酒店では、本社と各店舗に認識のずれが生じないよう、以前は店舗のリーダーへ一斉にメールを送っていたが、フィードバックが得られないなどの課題があり、双方向で情報共有が可能なシステムを検討していた。また、商品情報やコーナーに飾り付けについての情報を画像・動画でリアルタイムに伝えられるような場所が店舗内に欲しいと考えていた。これらを満たすサービスとして、双方向のコミュニケーションだけでなく、動画や画像をリアルタイムで共有・蓄積できるConnectを採用した。

 本社からイベントに関連する情報を共有したり、各店舗間でイベントや試飲販売の情報や飾り付けについてリーダー間で共有したりするなど業務効率の向上を実現。

 また、2014 FIFA World Cup Brazilの際には、W杯を盛り上げると同時に日本酒の良さを世界の人に知ってもらうため、オフィシャルライセンス商品の「日本の酒シリーズ」を企画・販売。各店舗で「日本の酒シリーズ」の販売を盛り上げるために「リーダー」を立てた。このように数カ月かけて実施するようなプロジェクトやイベントの中でもConnectを活用している。

 効果としては、一方通行だったメール配信と違って、全員で見られる共通のコミュニティでコメントやイイネの反応が起こり、各店舗のリーダーと本社間で双方向のコミュニケーションが取れている。また、海外での活動の報告もConnectで行い、出ていたメディアや現地速報も共有できるようになったという。

川島 弘之