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フォーティネット、サンドボックスに特化したアプライアンス「FortiSandbox-1000D」

FortiSandbox-1000D

 フォーティネット・ジャパン株式会社(フォーティネット)は6日、多層型サンドボックスの新モデル「FortiSandbox-1000D」を、同日より国内で出荷開始したと発表した。

 FortiSandbox-1000Dは、不審なコードの挙動を分析するサンドボックスアプライアンス。フォーティネットのウイルス対策エンジン、クラウドベースの脅威データベースとの照会、OSから独立したコードエミュレータによるシミュレーションなどによってスクリーニングされた上で、仮想マシン環境での実行と検証を行って、マルウェアかどうかを判別するという。

 また、マルウェアが検出されると、検証結果に基づいてマルウェア対策用のシグネチャがFortiGuard Labsで作成され、同時にほかの脅威データベースも更新される。こうして作成された新たなシグネチャは、自社のUTMアプライアンス「FortiGate」やメールセキュリティアプライアンス「FortiMail」などにも配信されるので、各製品を統合することで、より強固な標的型攻撃対策を実現するとのこと。

 仮想マシン(VM)のサンドボックス処理数は1時間あたり160ファイル、アンチウイルススキャン処理数は、1時間あたり6000ファイルとなっている。

石井 一志