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日本ユニシス傘下のユニアデックスとネットマークスが合併、2014年3月1日付けで

 日本ユニシス株式会社は27日、いずれも100%子会社であるユニアデックス株式会社と株式会社ネットマークスを、2014年3月1日付けで合併・統合すると発表した。日本ユニシスグループのICTインフラ、クラウド、ネットワークの技術資産を結集して連携を高め、多様で高度な情報基盤を求める顧客ニーズに対応するのが狙いという。なお、存続会社はユニアデックスとなり、社名もユニアデックスを継続する。

 合併後の新生ユニアデックスは、「グローバルに最新テクノロジーを最適化し、均一かつ日本品質で提供する総合インフラサービスを提供する、『インフラトータルサービス企業』」を目指しており、社員数が約3200名、売上高が約1300億円規模。拠点についても、国内180拠点、海外拠点は提携先を含めて130カ国以上で、ICTインフラ領域を主戦場とする情報サービス業の中ではトップクラスという。

 顧客は、今回の統合により、現ユニアデックスのマルチベンダー/マルチレイヤの幅広いサービスと、ネットマークスのネットワークインテグレーションサービスを同時に、かつシームレスに利用できるようになるほか、合併する両社の技術を融合し、新たなソリューションサービスを創出していく考え。例えば、複数のクラウドサービス利用を支援する「クラウドフェデレーションサービス」や「クラウド対応運用サービス」など、クラウド分野を中心に幅広いサービスを提供する。

 また、両社の全国保守網と、ネットマークスのアジア拠点、米Unisysのワールドワイド拠点をベースとしたワールドワイドで均一のサービス網を確立し、グローバルでのICTインフラのサポートを行うとした。

石井 一志