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アビーム、グローバル人材管理システムの包括的な導入支援サービス

「Oracle Fusion HCM」を活用

 アビームコンサルティング株式会社(アビーム)は23日、オラクルの「Oracle Fusion HCM」を活用した人材管理システム導入支援サービスを開始した。

 経済のグローバル化、国内市場の成熟化を背景に、グローバル人事戦略の再整理や世界の優秀な人材を発掘・育成・最適配置するため、国内・海外拠点を対象としたタレントマネジメント制度やそれを活性化するシステムの導入が求められている。一方で人事部門の既存システムは人事業務を円滑化するのが目的で、自社の人材戦略を検討するには課題があった。

 アビームは、人事部門が従来の人事業務だけでなく、企業の重要な経営資産である“人”の全体最適を支援するため、人事戦略を踏まえた計画立案から方針策定・採用・登用・育成・評価までを実現するタレントマネジメントの仕組みづくりとシステム構築を支援するサービスを提供する。

 新サービスでは、氏名・資格・属性・評価といった定量的な情報から、潜在的な能力・キャリア感など定性的な情報までを一元管理し、これらをベースに「採用計画」「育成計画」「後継者計画」などの立案・遂行・評価といった、人材に関する業務すべてを包括的に行えるシステムを構築する。

 その中核として、充実した分析、レポート機能を持つ「Oracle Fusion HCM」を採用。人事戦略を具現化するシステムの構想からプロジェクト管理、プロセス改善、実装のための各種ソリューション、「Oracle Fusion HCM」のパラメータ設定までを一貫して提供する。

 システムはクラウドサービスを活用して構築。短期間・低コストでの導入を実現する。なお、これらのソリューションはアビーム自身、2013年7月にグローバルでの最適な人材活用を目的に自社採用しており、その導入ノウハウなどを蓄積している。

 参考価格は、シンプルな要件定義から行った場合、1500万円から。

川島 弘之