CTCSP、米Caringoのオブジェクトストレージシステム構築ソフトを販売

　シーティーシー・エスピー株式会社（以下、CTCSP）は22日、米Caringoと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴いCTCSPでは、Caringoのストレージ基盤構築用ソフト「CAStor」を販売開始する。またあわせて、評価・検証やシステム設計、構築、保守といったサービスもあわせて提供するとのこと。

　CAStorは、汎用のx86サーバーを利用して、オブジェクトストレージシステムを構築するためのソフトウェア。複数台のx86サーバーを束ね、完全並列クラスタ構成で動作するため、単一障害点や性能のボトルネックが発生しないほか、新しいハードウェアを追加するだけで、オンラインのまま、容量と性能を拡張できる点が特徴という。

　また、ほぼすべてのx86サーバーに適用でき、特定のハードウェアに依存しないので、長期的な運用が可能なこともメリットとした。

　なお国内では、広島県呉市の呉共済病院が、増え続ける医療画像のアーカイブを目的としてCAStorをすでに導入している。さらに今後は、その他の用途でも利用することを検討しており、院内のストレージコスト削減に向け、容量拡張の計画にも取り組んでいるとのことだ。

　CTCSPでは、2013年度から3年間で5億円の売り上げを見込んでいる。