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ヴイエムウェア、クラウド管理ソリューションを拡充

 ヴイエムウェア株式会社は16日、クラウド管理ソリューションのポートフォリオ全体にわたって、新機能と機能強化を提供すると発表した。2013年第4四半期中に提供開始される予定。

 今回新たに提供されるのは、「vCloud Automation Center 6.0」「VMware vCenter Operations Management Suite 5.8」「VMware IT Business Management Suite 1.0 Standardエディション」といった製品群。

 このうち「vCloud Automation Center(vCAC)」は、個々にカスタマイズされたITサービスの提供を自動化することで、ビジネス/ITの俊敏性を向上させる製品。新版となる「vCAC 6.0」では、VMware vCloud Application Directorとの統合により、アプリケーションリリースの自動化やDevOps自動化ツールのサポートなど、アプリケーションを高速に展開するための、一元化されたソリューションを顧客に提供できるという。

 具体的には、IaaS、PaaS、およびDaaSなど、すぐに使用できる既存のサービス機能に加えて、例えばHadoop-as-a-Serviceなどの「任意」のITサービスを数分で作成できる。また、マルチプラットフォーム/マルチクラウドの機能が拡張され、VMware vCloud Hybrid Service、VMware NSX、Red Hat OpenStackベースのクラウド環境を新たにサポートした。

 さらに、あらゆる種類のITサービスをオンデマンドに申請/管理できるセルフサービスカタログが追加され、顧客がメリットを享受するまでの時間が、さらに短縮されるとしている。

vCloud Automation Center 6.0の新機能

 「VMware vCenter Operations Management Suite」は、仮想/物理/クラウドの環境で稼働するシステムの統合的な運用を可能にするツール。新版の「同 5.8」では、Microsoft Exchange、SQL Serverなど、マイクロソフトのアプリケーション向けの分析機能が拡張されたほか、さまざまなストレージベンダー、ストレージデバイス向けの分析機能も追加されているいる。これにより、IT管理者は、設定エラー/リソースの障害/パフォーマンスのボトルネックといった問題を迅速に特定できるとのこと。

 さらに、Hyper-VとAmazon Web Services(AWS)上で稼働するアプリケーション向けに可視化機能を提供する、新しいモニタリング・ダッシュボードが追加された。

 なお、VMware vCloud Automation Center 6.0とVMware vCenter Operations Management Suite 5.8の機能は、VMware vCloud Suite 5.5に含まれる。VMware vCloud Suite 5.5のライセンスはプロセッサ単位で、1CPUあたりの想定価格は62万5000円(税別)から。

VMware IT Business Management Suite 1.0 Standardエディションの概要

 3つ目の「VMware IT Business Management Suite」は、ITサービスのコストと品質の可視化、ならびにコントロールを実現する製品。新たに追加される「VMware IT Business Management Suite 1.0 Standardエディション」では、VMware vCenter Server、VMware IT Benchmarking、VMware vCloud Automation Centerとの統合を通じて、プライベート/パブリッククラウド環境全体の。仮想インフラのコストと利用状況を迅速に把握できるようになる。

 さらに「VMware IT Business Management Suite 8.0 Advanced/Enterpriseエディション」では、CIO、IT担当CFO、ITプロジェクト マネージャ、事業部門長など、特有のニーズ向けにカスタマイズされた新しいダッシュボードが追加される。また、最新版では「VMware IT Benchmarking」が統合されており、自社のサービスと同業他社、あるいは類似のITシステムを持つ他社のサービスのコストを継続的に比較できるとしている。

VMware IT Business Management Suite 1.0 Standardエディションの概要

石井 一志