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NTT-ATがアプリ開発の自動検証サービスに新機能、スマホアプリに対応

検証自動化構成の一例

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)は28日、IT機器やソフトウェア開発の検証や運用作業を削減する「検証/運用自動化ソリューション」の新機能として、Android/iOSなどスマートフォンアプリ開発の検証を自動化の対象に追加した。

 スマートフォンの検証自動化には、スマートフォンのタッチ操作を行うロボットを活用。ロボットはアーム操作とカメラによる画面認識を行うため、機種やOSの種類を選ばず、検証対象アプリの通信相手を制御し通信内容をチェックできるという。

 同機能の追加により、スマートフォンを含むシステムにて自動化できるシナリオの範囲が拡大する。夜間や休日を含めたシナリオを自動実行することで、大幅なコスト削減が期待されるという。また、人手を介さずに検証するため、属人的なスキルに依存しない安定した検証品質を保てるとしている。

 対象となるユーザーは、特にスマートフォン関連システムやアプリケーション開発企業などに多く見られる、同じアプリケーションの他機種検証や、人手による繰り返し検証を行っている企業。

 検証自動化導入のコンサルティングから構築、導入後のメンテナンスまで提供するため、価格は個別見積もり。販売目標は3年後に売上6億円。

(川島 弘之)