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日本セーフネット、HSMの機能を仮想化して分割提供する「Crypto Hypervisor」機能
(2013/5/23 11:30)
日本セーフネット株式会社は23日、暗号鍵管理および暗号化サービスをオンデマンドで提供する「Crypto Hypervisor」を発表した。
日本セーフネットでは、暗号鍵を安全に管理するためのハードウェア「HSM(ハードウェア セキュリティ モジュール)」を提供しているが、今回提供するCrypto Hypervisorは、単一のHSMの機能を仮想化して払い出すことで、複数の組織で利用できるようにするものだ。
サーバーの世界では、利用率の低かったサーバーを仮想化によって統合し、利用率や管理性を向上させてきた。Crypto Hypervisorの考え方もこれと同じで、例えば、事業部門ごと、データセンターごとに利用していた複数のHSMを1つに統合し、HSMのハードウェア利用率を向上させることができる。
また、管理機能も個別に払い出せるため、クラウド事業者がHSMの機能をサービスとして提供することも可能。マルチテナントでの利用を想定して、個別の環境ごとに機能は隔離されているため、ユーザーは自らの暗号鍵以外にはアクセスできないよう、セキュリティが確保されている。
対応するHSMは、SafeNet Luna SA 5 HSMハードウェア。