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富士ゼロックス、表形式の帳票も電子化できる「SkyDesk PhotoNote」有料版

 富士ゼロックス株式会社は14日、クラウド型コミュニケーション支援サービス「SkyDesk」で提供している、アナログ情報を電子化するアプリケーション「SkyDesk PhotoNote」において、有料サービスメニュー「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」「SkyDesk PhotoNote追加容量」を同日より提供開始すると発表した。

 「PhotoNote」は、印刷物、手書きメモ、ホワイトボード、帳票などのアナログ情報を電子化してクラウド上で共有できるようにする無料のクラウドサービス。印刷物、手書きメモ、ホワイトボードなどのアナログ情報をスマートフォンやデジタルカメラで撮影してクラウド上にアップロードすると、自動的に画像処理とOCR変換が行われ、それらを電子化することができる。

 今回提供される「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」では、さらに、表形式の手書き帳票などを電子化して、Excelなどの表計算アプリケーションで活用できる機能が追加された。印刷物などと同様に、スマートフォンやデジタルカメラで撮影し、クラウド上にアップロードすると、画像処理、表構造抽出、OCR変換、表形式変換を自動で行い、電子化が行われる。

 これによって、例えば、営業、販売現場において、表形式の紙帳票に手書きされた顧客情報を即座に電子化し、「SkyDesk CRM」に入力する、といった活用が可能になるという。

 一方の「SkyDesk PhotoNote追加容量」では、無料サービスでは100枚までに制限されているレコード枚数上限を、5000枚単位で増やすことが可能になる。「組織」メンバーの増加やレコード保存・共有の利用状況に応じて柔軟にレコード枚数を増やせるため、より大規模かつ組織的な利用が可能になるとのこと。

 価格は、「SkyDesk PhotoNoteスタンダード」が6カ月あたり1680円/ユーザー、「SkyDesk PhotoNote追加容量」が6カ月あたり1260円/ユーザー。

(石井 一志)