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日立Sol、クラウドストレージへのファイルを自動暗号化する「秘文」新製品
スマートデバイス上で安全に閲覧可能
(2013/4/22 13:23)
株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は22日、クラウドストレージ利用時の情報漏えいリスクを排除する「秘文 Cloud Data Protection」新製品を発表した。5月31日よりトライアルサービスを、8月30日より正式版を販売する。
秘文 Cloud Data Protectionは、クラウドストレージに保存するファイルをAES 256ビットで自動暗号化する製品。スマートデバイス上に同期されるファイルも暗号化状態に保つことで、外出先での資料閲覧や企業間のファイル共有を安心・安全に行えるようにする。
ファイルの暗号化と復号は透過的に行われる。ユーザーが秘文サーバーにログインすると暗号鍵を取得され、ファイルをクラウドストレージにアップロードする際に自動暗号化される。
秘文サーバーでの鍵管理サービスにより、ログインアカウントにひも付いたアクセスコントロール(フォルダ単位)も可能。企業やプロジェクトごとに共有するファイルを制限できる。
スマートデバイス上には暗号化状態でファイルが同期される。一度、秘文サーバーにログインすることでスマートデバイス側でも暗号鍵が取得され、復号してファイルの閲覧が可能となる。暗号化されたファイルがデバイス上に保存されるため、オフラインでも一定期間ファイルを利用できる。
「クラウドストレージ上のファイルは直接復号できないため、ストレージ提供ベンダーであってもファイルの参照は不可能」(プロダクトソリューション事業部 プラットフォームプロダクト本部 プロダクト拡販支援センタ長の此内優氏)とのこと。
対応クラウドストレージサービスは、box、Dropbox、SkyDrive、Googleドライブ(対応予定)。
製品構成は、暗号鍵情報の管理、ポリシーの設定、ログの取得を行う「サーバー」(対応OSはWindows Server 2008 R2)、クラウドストレージと同期するフォルダを設定するだけでファイルを自動暗号化、暗号化したファイルの編集を行う「クライアント」(対応予定OSはWindows 7/8)、暗号化したファイルの閲覧を行う「ビューアー」(対応予定OSはiOS、Android、Windows 8)。
価格は個別見積り。