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リコーのコピー・プリントサービス、Suicaによる決済に対応

大学などでの利便性を向上

 株式会社リコーは13日、「Suica」でコピー・プリントサービスの決済を行えるシステムを開発したと発表した。同社が提供する統合プリント管理システム「Ridoc IO Gate」のオプションとして、大学などの教育機関や図書館を中心に15日より提供を始める。価格は30万円(税別)。

 近年、大学では学生証のICカード化が進んでおり、大学内におけるさまざまなサービスの利用料金の決済をICカードで行うケースが増えている。また、学生証に大学生協の組合員証機能を組み込んで1枚のICカードを発行するなど、キャッシュレス化も進んでいる。このような状況を踏まえ、コピー・プリントサービスにおいてもICカードで決済可能なシステムを新たに開発した。

 開発したのは、リコー製の複合機・プリンタから交通系の電子マネー「Suica」を利用して出力できるシステム。これにより、コピー・プリントの利用料金を、SuicaやICカード学生証に定期券機能を併せ持った「Suica付き学生証」で支払えるようになる。

 大学などの教育機関や図書館を中心に訴求する考え。今後も、より多くの場所で非接触型ICカードを利用したコピー・プリントサービスを利用できるよう、対応可能な交通系電子マネーを増やしていく。

システム構成図

(川島 弘之)