インターコム、流通BMS対応の卸・メーカー向け受注業務支援パッケージ
株式会社インターコムは6日、流通業のオンライン電子データ交換(EDI)業務を支援する、流通BMSに対応した中小規模の卸・メーカー向け受注業務支援パッケージ「Biware らくらく受注 Pro」を発表した。11月下旬より販売する。
「Biware らくらく受注 Pro」は、EDIでの受注業務に必要なさまざまな機能を搭載したパッケージ製品。流通BMSの取引業務に特化し、流通BMSで定めたメッセージの作成、インターネットを使ったJX手順によるメッセージの送受信が可能。
複数の取引先(小売)との取引データを一元管理できる。さまざまなピッキングリスト(出荷物の集品指示書)の作成に対応するなど、業務に役立つ帳票機能を搭載。小売主導で開発した受注業務アプリの場合、当然ながら、ほかの取引先(小売)との取引は考慮されていない。一方、卸・メーカー側の視点で開発した「Biware らくらく受注 Pro」では、複数の取引先との取引を前提にしており、すべての取引データを同一のデータベースで管理している。そのため、すべての注文に対して、アイテム単位や出荷先単位のピッキングリストを作成したり、各種業務伝票や一覧表を作成したりとさまざまなリスト化が可能となる。
また、専用伝票など取引先独自のデータ仕様を補完プログラムとして提供。取引先の追加に対し柔軟に対応できる。流通BMSは業界で統一されたメッセージだが、専用伝票など細かな設定について取引先ごとに独自の仕様が存在する場合がある。「Biware らくらく受注 Pro」では、取引先独自のデータ仕様に対応する補完プログラムをオプションで提供。卸・メーカーは新たな取引先を追加するにあたって、都度新たな受注業務アプリを購入する必要がないという。
そのほか、本社・営業所・倉庫など、複数拠点での共同運用に対応。担当者ごとに業務範囲を指定することも可能となる。
価格は、サーバー/クライアントの形態で提供されPC5台分のライセンスが付属する「Biware らくらく受注 Pro Advance」が36万2250円、1台のPCでのみ利用できる「Biware らくらく受注 Pro Standard」が24万1500円。
インターコムでは初年度5000万円の販売を目指す。