Twitter/Facebook評判解析SaaS「評Ban」に顧客サポート窓口との連携機能


 NTTアイティ株式会社は2日、企業や製品の評判情報を早期に収集・解析して提供するSaaSサービスの新版「評Ban Ver.2.0」を発売した。

 評Banは、ソーシャルメディアなどの声から評判情報を監視しバーストの兆候を通知するもの。標準でTwitterとFacebookを監視でき、オプションでニュースサイト、ブログ、メールも監視できる。

 新版では、顧客サポート窓口向け情報共有オプションを追加。炎上の際、顧客窓口での対応が不適切で炎上が拡大するケースがある。そこで評Banの解析情報を顧客窓口と共有することで、炎上の拡大を未然に防げるという。平常時には製品の意外な使い方や、よいコメントなどを情報共有して顧客へのサービス向上にもつなげられる。

 解析頻度を1時間から30分に短縮。Twitterは伝播が速く、その波及速度も従来のブログや掲示板とは比べものにならない。こうした状況により迅速に対応できるよう、情報の収集および解析の頻度を30分に短縮した。

 ポジティブ/ネガティブ辞書のユーザーカスタマイズにも対応。一般的には「ネガティブ」な表現であっても、業種・業態により「ポジティブ」な表現として解析すべき場合があることから、ポジティブ/ネガティブ判定用辞書のユーザーカスタマイズに対応した。

 このほか、従来の統計情報のCSV出力に加え、解析結果のCSV出力にも対応。ユーザーがレポーティングするデータを提供し、作業の効率化を支援する。

 こうした機能強化と併せて、小規模から導入したいというニーズに応え、ラインアップおよび価格帯も見直しを図った。従来は、キーワード5個・1ユーザーが利用できる「ライト5」(月額費用は税別7万円)が最小構成だったが、今回、キーワード1個・1ユーザーが利用できる「ライト1」(月額費用は税別1万5500円)、キーワード3個・1ユーザーが利用できる「ライト3」(月額費用は税別4万2100円)、キーワード5個・1ユーザーが利用できる「ライト5」(月額費用は税別6万7700円)、キーワード3個・3ユーザーが利用できる「レギュラー3」(月額費用は税別6万4800円)をそろえた。

 なお、顧客サポート窓口向け情報共有オプションの月額費用は3万円(税別)。

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