クラウド型MDM「VECTANT SDM」に端末からWebカメラを操作する新機能


 丸紅アクセスソリューションズ株式会社(以下、丸紅AS)は30日、クラウド型モバイルデバイス管理(MDM)サービス「VECTANTセキュアデバイスマネージメント(以下、VECTANT SDM)」のオプションサービスとして「VECTANTセキュアデバイスマネージメント PowerCam for SDM(以下、PowerCam for SDM)」を発表した。

 VECTANT SDMは、「コンテンツ(データファイル)配信機能」「VPN機能」「ウイルス対策ソフトとの連携」「デジタルサイネージ機能」といった、従来型の“管理するためのMDM”とは一線を画した各種機能を提供し、“活用するためのMDM”をうたうクラウド型MDMサービス。

 今回のPowerCam for SDMは、専用アプリをインストールすることで、スマートフォンやタブレット端末からWebカメラの映像閲覧や操作を行える。複数台のサムネイル表示、Webカメラ映像を閲覧でき、画面タップ位置にカメラ視点を移動させる「カメラ視点コントロール」や「カメラ画像のズームイン・ズームアウト」といったカメラ操作にも対応する。

 例えば、フランチャイズ展開している店舗に設置したWebカメラの映像をスマートフォンなどでオーナーや店長が閲覧することで、店舗状況や商品の陳列状況などをリアルタイムに把握して遠隔地から適切な指示をするといった活用が可能。

 そのほか、遠隔地からの工事現場の安全管理や工事管理を目的とした利用、飲食店におけるパーティーの進行状況やスタッフ状況のリアルタイムでの確認、託児所での児童やペットホテルでのペットの見守りサービスなど、さまざまなシーンで活用できるとしている。

端末画面

管理コンソール画面

 主な機能は、カメラ管理、グループ管理、アクセスポリシー管理、カメラグループの一覧表示、カメラ一覧表示、カメラのサムネイル表示、静止画表示、動画表示、画面タップカメラ視点コントロール、画像拡大縮小、ホームポジション移動、画像化移動度切り替え(640×480/320×240)、カメラ画像のスナップショット保存など。

 現状Androidのみの対応となるが、今後iOSへの対応を予定する。

 PowerCam for SDM(年額タイプ)が2万2000円(税別)/年、PowerCam for SDM(月額タイプ)が2000円(税別)/月。

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