米Oracle、「Solaris 11.1」を公開
米Oracleは25日(米国時間)、最新版「Solaris 11.1」を公開した。Webサイトからダウンロードが可能となっている。
Solaris 11.1では、「Oracleソフトウェアとハードウェアに適した機能を強化」「より高速に、より大規模に対応」「クラウド時代の下層ネットワークへの対応を強化」した。
具体的に、UNIXプラットフォーム上でのOracle Database利用を促進するための機能を強化。ロック管理をSolarisカーネルにオフロードすることで、「Oracle RAC」のロック遅延を大幅に削減した。
新しい仮想メモリシステムも搭載。「Sampler」が30秒以上のページ・リクエストを検知すると「Analyzer」が情報を評価、実行するアクションを決定し、「Action Engine」が予測されるページを用意する作業を開始するなどの仕組みにより、よりメモリを大量に消費するスケーラブルなアプリケーションに最適化された。
また、クラウド規模のデータ環境で統合名前空間を提供する「Federated File System(FedFS)」をサポート。ネットワークリソースを最大限に活用してクラウド環境の帯域幅を管理するために「Edge Virtual Bridging」機能も強化するなど、「Software Defined Networks(SDN)」への対応を拡張した。このほか、拡張版Ethernetといえる「Data Center Bridging(DCB)」も新たにサポートしている。