マクニカネットワークス、格納容量を増加させたクラウド統合型ストレージ「StorSimple」の上位モデル


 マクニカネットワークス株式会社は23日、米StorSimpleのクラウド統合型ストレージ「StorSimpleシリーズ」において、格納できるデータ容量を強化した上位製品「5520」「7520」を新たに提供すると発表した。また同時に、ファームウェアの機能強化も行われている。

 「StorSimpleシリーズ」は、自動階層化機能を持ったiSCSIストレージで、SSD、SAS HDDに加えてクラウドストレージを利用して階層化を実現しており、1台でプライマリ、アーカイブ、バックアップの3つの用途で利用可能な点が最大の特徴。各製品には初期容量(クラウドストレージへの格納も含む)が設定されており、それ以上のデータを扱う際には追加ライセンスを購入して、10TBごとに容量を拡張するという方式を採用している。

 ラインアップには、初期容量20TB・最大格納容量100TBの「5020」と、初期容量40TB・最大格納容量200TBの「7020」を用意していたが、今回は、初期容量40TB・最大格納容量300TBの「5520」、初期容量60TB・最大格納容量500TBの「7520」を新たに追加した。

 一方、新ファームウェア「StorSimple v2.1.1」では、ランダムな読み込み/書き込みの処理性能を向上させたほか、クラウドストレージへのバックアップ処理性能の向上、画像データなど圧縮済みデータの再圧縮を回避する、コンテンツアウェアな圧縮機能の追加など、パフォーマンス改善につながる機能が強化されている。

 加えて、Windows環境でのダイナミックディスクやマルチパーティションへの対応、設定・管理機能の使い勝手向上、VAAI(VMware vStorage APIs for Array Integration)への対応なども行われた。

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