日本ベリサイン、クラウド型WAFサービスでCDNオプションを無償提供
日本ベリサイン株式会社は24日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)サービス「ベリサイン クラウド型WAF」において、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)オプションを提供すると発表した。追加費用は不要で、月間100GBまで利用できる。
「ベリサイン クラウド型WAF」は、Webアプリケーションを攻撃者から守るためのWAF機能を、SaaS型のクラウドサービスとして提供するもの。製品としては、セキュアスカイ・テクノロジーの「Scutum」を利用し、SaaSならではのメリットを生かして、初期コストを削減しつつ、容易に導入できるようにしている。
しかしWAFを利用する場合には、すべての通信がWAFを経由するシステムの構成上、画像を多く使うWebサイトなどでは、レスポンスの低下が発生する懸念があった。
今回提供するCDNオプションサービスは、こうした懸念を解消するために提供されるサービスで、日本国内のみならず、全世界にあるCDNのエッジサーバーを利用可能。画像・PDFなどのデータサイズが大きいファイル(静的コンテンツ)を、利用者により近いエッジサーバーから取得させる仕組みを導入することで、Webサイトの表示をスムーズにできるとしている。