Webアプリ開発基盤「楽々FrameworkII」新版、テストケース自動生成に対応
住友電工情報システム株式会社(住電情報)は9日、Webアプリ開発基盤の最新版「楽々FrameworkII Ver.6.2」を発売した。
楽々FrameworkIIは、業務システム開発のためのWebアプリ開発基盤。新版では、プログラム開発における単体テスト工程のテストケース自動生成に対応。楽々FrameworkIIのプログラム定義を記述した設定ファイルから、テストケースを自動生成できる。作成したプログラムの機能を網羅したテストケースを生成するため、意図した通りにプログラムが動作するかを検証可能。テストケースはExcel形式で出力でき、誰でも簡単に確認できるという。さらに生成したテストケースを自動実行するためのスクリプトを生成し、オープンソースのWebブラウザを使ったテストツール「Selenium」を使って実行できる。
加えて、ソフトウェアメトリクス測定の機能を追加。ソフトウェアの規模や複雑度を定量的に算出し、不具合件数予測などの品質管理に活用できる。また、楽々FrameworkIIの標準からどの程度外れて作成されているかをプログラムごとに分析できるため、個々のプログラムのメンテナンス性を評価し、トータルコスト削減に寄与するという。
そのほか、複数のデータベースを同時に更新して同期させる分散トランザクション機能の追加、スマートフォン用新デザインの採用などの機能強化が図られた。