NTTデータとぷらっとホーム、統合運用管理ソフトHinemosを搭載する超小型アプライアンス


EasyBlocks Hinemosアプライアンス

 株式会社NTTデータとぷらっとホーム株式会社は5日、オープンソースの統合運用管理ソフト「Hinemos Ver.4.0」を搭載した小型アプライアンスサーバー「EasyBlocks Hinemosアプライアンス」を同日より提供すると発表した。販売はぷらっとホームが担当する。

 「EasyBlocks Hinemosアプライアンス」は、オープンソースの統合運用管理ソフトであるHinemosを搭載したアプライアンスサーバー。イベントログ情報やステータス情報をグループ単位で集中監視する「監視管理機能」、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークといったリソースをリアルタイムでグラフ表示できる「性能管理機能」、ユーザー作成ジョブを複数管理対象間で連携させ定義・実行できる「ジョブ管理機能」などを備えている。

 また、基本機能だけでなく、Hinemosジョブマップ、Hinemosノードマップ、Hinemos VM管理といったオプション製品も含め、すべてがインストール/初期セットアップ済みの状態で提供されるので、直ちに運用管理業務を開始できるという。

 さらに、高い堅牢性を備えるマイクロサーバー「OpenBlocks」を採用していること、1Uサーバーなどと比べて小型であることから、機器メンテナンスの手が届きにくい環境や、十分な設置スペースがない環境などでも設置可能な点もメリット。ファンレス・スリットレス設計による堅牢性、通常のサーバーハードウェアの約3割程度という超低消費電力仕様といったベースハードウェアの特徴を継承しており、信頼性の高い運用管理環境を導入できる。

 なお、2009年から提供してきた小規模向けのアプライアンス「Hinemos Light」では、ジョブ管理機能が省かれていたもの、「EasyBlocks Hinemosアプライアンス」ではジョブ管理機能を含めたフル機能のアプライアンスとして提供されるようになった。これは、ベースハードウェアのOpenBlocksの性能向上、ならびにHinemos Ver.4.0による性能やスケーラビリティの向上などを受けて実現したとのことで、性能向上の恩恵を受け、数百台上のシステムにおいても利用できるとしている。

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