MSYS、仮想スイッチのモニタリング機能を備えたネットワーク監視ソフト新版


 丸紅情報システムズ株式会社(MSYS)は13日、ネットワーク監視ソフトの新版「トラフィック・センチネル バージョン6.0」を発売した。

 トラフィック・センチネルは、仮想環境を含むネットワークを流れるデータを常時監視するソフト。収集したデータを比較することで、ネットワーク全体でのサーバーや仮想マシン、クラスタのしきい値や傾向を知ることが可能。サーバーやアプリケーションのパフォーマンスと、それに対応するネットワークトラフィックを直接的に関連付けて、管理を一元化できる。

 新版では、仮想スイッチのモニタリングに対応。Hyper-VのsFlow、Open vSwitchなどの仮想スイッチに実装されているsFlow/NetFlow、インモン社製の仮想スイッチ用sFlowプローブであるVirtual Probe、およびサーバーのリソース使用状況を監視するHost sFlowからのフロー情報を監視できる。

 Java仮想マシンにおけるパフォーマンス情報、およびWebアプリケーションのパフォーマンス情報を監視することも可能。

 リアルタイムモニタリング用のインターフェイスをHTML5にて刷新することで、チャート表示を高速化するなど各種チャート機能の強化も図った。

 価格は250万円(税別)/ライセンス。監視するフローエージェント分のライセンスが必要。保守契約済みの既存ユーザーは無償でアップグレードできる。MSYSでは発売から1年間で1億5000万円の売り上げを目指す。

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(川島 弘之)
2012/9/13 16:16