日立システムズ、SaaS型統合監視サービスがAmazon EC2に対応
株式会社日立システムズは10日、SaaS型の統合監視サービス「App Bridge Monitor」において、同日よりAmazon Web Servicesの「Amazon EC2」の監視が可能になったと発表した。
「App Bridge Monitor」は、オンプレミスだけでなくパブリッククラウドを含めた遠隔のサーバーを、インターネット経由でリモート監視できるサービス。対象サーバーにエージェントモジュールをインストールすれば、グローバルIPアドレスを割り当てることなく、サーバーやミドルウェアを監視することができる。
監視データはHTTPSで送付される仕組みで、プロキシサーバーにも対応しており、特殊なネットワーク環境は不要。サービス利用型のため、ユーザーはハードウェア資産を用意する必要がない点もメリットという。
パブリッククラウドについては、これまでもWindows Azureに対応していたが、今回新たにAmazon EC2に対応。Windowsプラットフォーム上で稼働するサーバーやアプリケーションであれば、Amazon EC2、オンプレミスを問わず監視可能となった。
従来、分散したサーバーの監視には複数のツールを使って煩雑な手順を踏む必要があったが、このサービスを利用するとオンプレミス、Windows Azure、Amazon EC2といった複数の環境を一元的に監視できるため、TCOを削減できる。
対応OSは、Windows Server 2003/2008/2008 R2。利用料金は、情報保有日数が10日間の「タイプ1」の場合、1台(インスタンス)あたり1.25円/時間で、30日利用すると945円になるとのこと。
なお日立システムズでは、3年間で100社以上への提供を見込んでいる。