ロジテック、「Windows Storage Server 2012」搭載のキューブ型NAS
ハードウェアのディスク暗号化機能も標準搭載
LSV-5S4CQシリーズ |
ロジテックINAソリューションズ株式会社は、最新のNAS用OS「Windows Storage Server 2012」を採用したキューブ型のNAS製品「LSV-5S4CQシリーズ」を、10月中旬に発売する。ラインアップには、物理容量2TB/4TB/8TBの3モデルが用意される予定。
Windows Storage Server 2012は、9月5日に発表された最新サーバーOS「Windows Server 2012」をベースとする、ストレージ向けのOS。これまでのWindows Storage Serverと同様、Windowsクライアントとの親和性が高いほか、Windows Serverで必要とされるCALを別途購入する必要がないため、企業ファイルサーバー用途に適しているという。
また、Windows Storage Serverでサポートされていない管理機能が「ロジテックツール」として独自に追加されており、障害やイベントのメール通知機能、省電力化のための電源管理機能などを利用できる。
さらに、従来のロジテックNASシリーズにも搭載されている「ディスク暗号化機能」も継続して標準搭載。ハードウェアの暗号化エンジンによって強力に暗号化(AES XTSモード時は256ビット)するので、データの漏えいリスクを軽減できるとのこと。
CPUはデュアルコアで、クロック周波数は1.8GHz。メモリも4GBを搭載し、高速データ転送を実現するとした。HDDは4台搭載しており、RAID 5によってデータを保護可能。ネットワークインターフェイスはGigabit Ethernetを2ポート搭載する。
各モデルとも、拡張バックアップユニットの容量統合と簡易レプリケーションに対応したオレガ製のディスク仮想化ツール「VVAULT Basic」や、スマートデバイスからのリモートアクセスを可能にするフリービット製の「ServersMan@CAS」を搭載する予定。
なおロジテックINAソリューションズでは、9月27~28日に開催される「Microsoft Conference 2012」(会場:グランドプリンスホテル新高輪)や、10月10日~12日に開催される「IT Pro EXPO 2012」(会場:東京ビックサイト)において、この製品を展示する予定である。