ハイパーギア、SharePoint環境向けのセキュアPDF変換ツール
株式会社ハイパーギアは5日、SharePoint Server向けのセキュアPDFツール「ファイルプロテクト for SharePoint」を販売開始すると発表した。これを用いると、SharePoint Serverで共有するPDFファイルに対し、持ち出し禁止、有効期限の設定、印刷禁止、パスワード付与などを行えるようになる。出荷開始は9月27日の予定。
「ファイルプロテクト for SharePoint」は、SharePoint Serverで公開・共有されるPDF/Jpeg/TIFFファイルを、DRM技術を利用したセキュアPDFへリアルタイムで変換するソフト。特別な暗号化サーバーを導入したり、プロキシーサーバーを導入したりすることなく、簡単にファイルの持ち出し対策を行える。
変換速度は、数百KB程度のファイルなら0.2~1秒以下、数MBのファイルでも2、3秒程度と高速で、ユーザーの閲覧時にセキュアPDFへ自動変換する仕組みのため、数TBの大規模なコンテンツ管理システムにも迅速な導入が可能。またサイト上には1つのPDFファイルしか存在していなくとも、例えば、システム管理者の閲覧時には印刷可能でも持ち出しできないPDFに、営業担当者は印刷・持ち出しともに禁止されたPDFに、といったように、閲覧するユーザーの権限によって異なるセキュリティ制限がかけられたPDFファイルを生成できる。
閲覧するユーザー側では、Adobe ReaderやAcrobat Readerといった標準的なPDFビューワだけで利用できる点も強みで、設定についても専用のGUIツールで簡単に行えるとのこと。
対応環境は、SharePoint Server 2007/2010、Windows SharePoint Services 3.0、SharePoint Foundation 2010
価格は、100ユーザーまでが52万5000円、500ユーザーまでが105万円、無制限ユーザーが262万5000円。