インターコム、企業内サポート向け機能を拡充したクラウド型リモートサポートツール新版
株式会社インターコムは27日、クラウド型のリモートサポートツール「LAPLINK ヘ
ルプデスク」の新版「同 Ver.2.0」を発表した。9月3日より販売開始する。
「LAPLINK ヘルプデスク」は、ヘルプデスクでのユーザーサポート業務を支援するクラウドサービス。サポート対象者のPCを、ヘルプデスクの担当者などがリモートから直接操作することにより、電話では伝えにくい点などを的確に伝えられるという。
今回の新版では、特に、企業向けのユーザーサポートやシステムメンテナンスに便利な機能が追加された。具体的には、サポートやメンテナンス中のユーザーのPCと接続を維持しながら、他のユーザーのPCにも接続できる「マルチセッション」機能が追加された。企業内PCのメンテナンスでは、同時に複数のPCでトラブルが発生するケースがあるとのことで、この機能ではそれに対応するため、3台までのPCと同時に接続できるようにしている。
また、ユーザー側で必要になるソフトを、管理者権限のないユーザーでインストールできるようになった。これにより、企業内などの管理者へ管理者権限を申請しなくとも、すぐにサポートを開始できるようになったという。
このほか、マルチディスプレイ環境に対応し、複数のディスプレイを使用している場合でもすべての画面を共有できるようにしたほか、これまでは、ユーザー側が一括でしか許可できなかったファイル転送の可否が、ファイルごとに行えるようになったため、転送されたくないファイルの送信を防げるとのこと。
加えて、管理ツールのユーザーに対してサポートセンタープログラムの設定操作を禁止できるようにしたため、設定変更する人を限定でき、社内サポートシステムの運用設定を統一・管理可能になったとしている。
ライセンス料金は年額/月額サブスクリプション方式で、例として1~9ライセンスの場合、年額21万円/ライセンスもしくは月額1万8900円/ライセンス。利用するライセンス数に応じて、ボリュームディスカウントが設定されているため、購入数が多ければ価格は割引される。