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インターコム、クラウド型リモートサポートソフト新版~ダッシュボードなど搭載

 株式会社インターコムは4日、クラウド型リモートサポートソフトの新版「LAPLINK ヘルプデスク Ver.2.1.0」を発表した。要望の多かったプレゼンテーション機能をはじめ、ダッシュボード画面やオペレータのグループ化といった機能を追加している。発売は7日より。

 LAPLINK ヘルプデスクは、顧客側で動いているPC画面をサポートセンターのオペレータ画面に映し出して、直接顧客とPCを共有。顧客側のPC画面を見ながら、キーボードやマウスを使って難しい操作の案内などができるサービス。

 クラウド型サービスとして提供され、顧客がWebからソフトを無料ダウンロードすることで、すぐにサポートを受けられる。インターネット環境さえあれば、ルータのポート開放不要、グローバルIP不要など設定を変える必要はなく、サポートセンター側では履歴・統計やシステム設定を一元管理できる。

 新版では、オペレータのPC画面を顧客側のPC画面に表示させる「プレゼンテーション機能」を搭載。オペレータ側の正しい操作を実際の画面で顧客に見せながら、分かりやすく説明できるという。

 また、プログラムを顧客側のPCにインストールしないで起動するモードを追加。顧客のPC環境を変えることなくリモートサポートが行える。従来通り、インストールする高速・高機能モードとシステム設定で選択できる。

ダッシュボード画面

 サポートセンターでの運用向上としては、サポートの総対応件数、平均対応時間などサポートセンター全体の対応状況が一目で分かるダッシュボード画面を搭載。また、オペレータを任意のグループにまとめて、グループごとのサポート履歴や統計データを確認できる「オペレータのグループ化機能」や、サポートセンターの長時間接続待ちの自動切断機能の追加、収集できる履歴データの強化などを図った。

 セキュリティ面では、リモートサポート時の操作やファイル転送、画面録画などオペレータが使用できる機能の一覧を顧客へ表示できる機能を搭載。操作・ファイル転送は行わないといったサポートセンターのポリシーを伝え、安心してサポートを受けられるようにした。

 価格は、サポートセンター側ライセンス数が1~9本の場合、ライセンスあたり21万円/年。10~49本の場合、ライセンスあたり18万9000円/年といったようにボリュームディスカウントが適用される。月額1万8900円の1カ月ライセンスも用意する。

(川島 弘之)