制御システム管理者のセキュリティ意識調査、76%が「リスクが存在する」


 トレンドマイクロ株式会社は23日、制御システム管理者のセキュリティ意識調査結果を発表した。2012年7月18日~25日の期間にWebアンケートで実施したもの。有効回答数は550名。

 昨今、電力・ガス・水道・鉄鋼・石油・科学・食品・飲料・製薬・自動車などを司る制御システムのオープン化が進み、制御システムの可用性に影響を与えるセキュリティインシデントの報告数は増加傾向にあり、そのセキュリティ対策の必要性が高まっている。

 調査結果でも、75.8%の管理者が制御システムに「ウイルス感染リスクが存在する」と回答、73.5%が「ウイルス対策の必要性を感じる」と回答した。一方で42.2%が「ウイルス感染による被害を防止するための具体的なセキュリティ対策方法が分からない」と回答。セキュリティ上の課題を意識しつつも、具体的にどのような対策から着手すべきか不明確である管理者が少なくない現状が明らかとなった。

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