富士通、スマホ用開発に対応したアプリケーションサーバー新版
富士通株式会社は20日、スマートデバイス用開発フレームワークに対応したアプリケーションサーバー新版「Interstage Application Server V11」を発売した。順次グローバルや、同社のパブリッククラウドサービス「FGCP/S5」「FGCP/S5 Powered by Windows Azure」でも提供する。出荷は8月31日より。
新版では、スマートデバイス用開発フレームワークの最新版「jQuery Mobile 1.1.1」が組み込まれ、スマートフォンやタブレット向けのより快適なアプリケーションを容易に開発できるようになった。加えて、Java SE 7に対応し、Javaアプリケーションの開発生産性が従来比30%向上したとする。
また、最新規約のJava SE 7に対応する一方、Java SE 6などの旧仕様による既存アプリケーションの動作を保証。既存業務とJava SE 7による新規業務とが同一のアプリケーションサーバー上で共存、かつ相互に連携できる。これにより、既存業務に手を加えることなく、さらにこれらと連携する新規業務を容易に追加できるため、柔軟かつ段階的に業務の集約が可能になるとしている。
プロセッサライセンスの価格は、「Interstage Application Server Enterprise Edition V11」が280万円(税別)から、1年間24時間サポート付きの「Interstage Business Application Server Enterprise Edition V11」が780万円(同)から。このほか、55万円(同)からの「Interstage Application Server Standard-J Edition V11」や、12万円(同)からの「Interstage Web Server Express V11」などが用意される。
また、FGCP/S5のオプションサービスとして「Interstage Application Server Standard-J Edition」月額2万7500円(税別)から、「Interstage Web Server Express」月額6000円(同)からなどが用意される。