富士通、Java EE 6対応のアプリケーションサーバー新版
富士通株式会社は20日、アプリケーションサーバーの新版「Interstage Application Server V10.1」を発売した。
新版では、Java EE 5/J2EE/COBOL/C言語に加え、最新規約のJava EE 6をサポートした。複数言語で開発されたアプリケーションを同一サーバー上に集約できるのが特徴で、既存の業務アプリケーション資産を修正することなく、Java EE 6など最新アプリケーションを追加して同時に実行できる。
複数言語で開発されたアプリケーションを同一サーバー上に集約 |
また、Java EE 6に対応したことで、従来のWebアプリケーションでは必須だったweb.xml記述が一文で表現できることから、コード量を最大1/2に削減。Java VMだけでアプリケーションの動作検証も行えるので、テスト用のアプリケーションサーバーも不要となり、生産性を向上できるとしている。
Java EE 6のコーディング例 |
スマートデバイス向けのアプリケーション開発フレームワーク「jQuery Mobile」もサポート。スマートデバイスの画面に最適化されたツールバーやボタンなどの豊富な部品群を利用して、HTMLの知識だけで容易に開発できる。作成したアプリケーションは機種に依存しないため、iOS/Android/Windows Phoneを搭載する各種デバイスに対応できるという。
1つのWebアプリケーションで各種スマートデバイスに対応 |
価格は「Enterprise Edition V10.1(プロセッサライセンス)」が280万円(税別)から、「Standard-J Edition V10.1(プロセッサライセンス)」が55万円(同)から、「Standard-J Edition V10.1(インストールライセンス)」が36万円(同)から。
動作環境は、サーバーがWindows Server 2008/2008 R2/2003/2003 R2、Red Hat Enterprise Linux 6/5、Solaris 11/10/9。クライアントがWindows 7/Vista/XP。スマートデバイスがAndroid 3.2/2.3、iOS 5.0.1/4.3.5、Windows Phone 7.5。