レッドハット、ハイブリッドクラウド環境を構築・管理できるプラットフォーム「CloudForms」


 レッドハット株式会社は31日、ハイブリッドなIaaS環境を構築・管理するためのプラットフォーム「Red Hat CloudForms」を同日より販売開始すると発表した。

 CloudFormsは、オンプレミスに展開される仮想化環境やプライベートクラウド、パブリッククラウドを統合することにより、オープンなハイブリッドクラウド環境を実現するソリューション。「DeltaCloud API」を利用して、プライベートクラウドからパブリッククラウドまでの幅広い環境を一元管理でき、プライベートクラウドで稼働しているアプリケーションのリソースが足りなくなった場合にはそれをパブリッククラウドへ移行する、といった、適切なリソース管理を実現するという。

 また、複数の仮想化技術とパブリッククラウドをサポートするため、ベンダーによるロックインを回避できるのもメリット。既存のインフラへ容易に統合できるほか、幅広いテクノロジを利用可能なことから、特定のベンダーに縛られない自由な選択を行えるとしている。

 なおレッドハットでは、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Enterprise Virtualization、Red Hat Storage、JBoss Enterprise Middlewareにより包括的なソフトウェアスタックを提供するとしてきたが、Red Hat CloudFormsがポートフォリオに加わったことで、ハイブリッドクラウド環境にまでそのカバー範囲を広げられるとのことだ。

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