日本生命、Force.com上に保険契約管理などのサポートシステムを構築


 株式会社セールスフォース・ドットコムは4日、日本生命保険相互会社が、保険契約の管理と営業担当者が契約書に対して適切なサービスを提供していくための支援システムを、新たにForce.com上にわずか1カ月程度で構築し、稼働を開始したと発表した。

 同システムは、日本生命の1500を超える支社・拠点、および保健の手続き・相談窓口であるニッセイライフプラザ約100店舗の内勤職員が行う顧客の保険契約管理と、顧客ごとの契約内容に応じた適切なプラン、持参ツールなどの情報を営業担当者に提供するサポートシステム、および付随する業績管理業務をクラウド上に構築したもの。

 従来、営業担当者と内勤職員が紙でやり取りしていた契約状況に関する情報や個人のノウハウで管理していた営業情報を、Force.com上に集約しリアルタイムに一元管理する。契約状況を迅速かつ正確に把握することで、顧客へ付加価値のあるサービスを提供可能になるとする。

 日本生命では、保険商品、事務手続きを一新する基幹システム開発を進めていたが、新システムの本格稼働とほぼ同時に、早期にかつ柔軟に新しい基盤を活用できるフロントシステムとして、Force.comを採用したという。

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(川島 弘之)
2012/6/4 14:37