日商エレ、ハイエンドストレージ「3PAR」を月額8万円台から利用できるファイナンスサービス


 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は23日、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)のハイエンドストレージ「HP 3PAR ユーティリティ・ストレージ」(以下、HP 3PAR)のファイナンスサービスを提供すると発表した。

 「HP 3PAR」は、クラウド環境の構築に適したハイエンド向けのストレージ。従来は大規模企業を主な対象として提供されていたが、日本HPが4月に発表したパッケージ「HP 3PAR Fクラス スターターキット」を利用すると、価格や複雑性の面で企業の負担が軽減されるため、中堅企業以下でも導入しやくなっていた。

 今回日商エレでは、容量9.6TBの「HP 3PAR」ストレージを月額8万円台から利用できる中堅・中小企業向けのファイナンスサービスを提供。初期費用なしでハイエンド機能を備えたストレージを導入できるよう、企業を支援するとした。具体的には、128TBまで拡張できる「F200」が月額8万1680円(税別)から、384TBまで拡張できる「F400」が月額9万6310円(税別)からで、いずれも60回払いとなる。またこのファイナンスサービスでは、資産上オフバランスできるオペレーショナルリース型契約を中心に販売するとのこと。

 さらに「VMware環境向け災害対策支援サービス」を用意し、システム復旧ソリューション「VMware vCenter Site Recovery Manager」と「HP 3PAR」のディザスタリカバリ機能を組み合わせ、災害対策システムの構築を支援。さらには、ストレージの利用傾向やボトルネックの把握に必要な分析レポートを提供する「性能レポーティングサービス」もメニュー化した。

 なお日商エレでは、従業員500名規模の企業、サーバー仮想化を行う企業、プライベートクラウドの構築を実施する企業などを対象に販売を進め、2012年度に10億円の売り上げを目標とする。

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