日立、ビッグデータ利活用を推進する「かんたんHadoopソリューション」


 株式会社日立製作所(以下、日立)は7日、ビッグデータの利用に向けたデータ活用ソリューション「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView&JP1)」を発表した。ブレードサーバーとHadoop、BIプラットフォームなどを組み合わせて構成されるもので、5月9日より販売を開始する。価格は907万4100円から。

 「かんたんHadoopソリューション for ログ解析(QlikView&JP1)」は、Hadoopを用いて、ビッグデータ分析システムの導入を容易かつ迅速に実現するソリューションで、主にWebログ解析での利用を想定しているという。

 製品としては、Hadoop基盤として実績を積んできたブレードサーバー「HA8000-bd/BD10」を利用するほか、クリックテックのインメモリ型BIプラットフォーム「QlikView」、日立の統合システム運用管理「JP1」といったソフトウェア群を組み合わせ、インストールと初期設定を済ませた形で提供する。

 また、Hadoopのサンプルプログラムも添付されており、標準的な形式のWebログであれば、機器導入後すぐに解析を開始できるため、Hadoopに関する詳しい専門知識のないユーザーでも、大量のWebログ解析を行えるシステムを容易に設計・構築し、利用できるとのこと。なお、Hadoopで集約処理されたデータはQlikViewで解析され、多様な見える化を実現。データ処理のジョブ管理などはJP1が担当する。

 日立ではこのソリューションを、5月9日から11日まで東京ビッグサイトで開催される「クラウドコンピューティングExpo」に展示する予定だ。

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