日立、1ラックに最大320台格納できるエントリーブレードサーバー


HA8000-bd/BD10

 株式会社日立製作所(日立)は6日、エントリーブレードサーバー「HA8000-bd/BD10(以下、BD10)」を発表した。主にデータセンター/コンテンツ配信事業者向けに、7月7日より販売する。

 42Uラック1台に最大320台集約できるブレードサーバー。2009年5月提供のブレード型PC「FLORA bd500」の実装技術を応用し、高密度と1台あたり約1kgとなる軽量設計を実現している。

 システム規模に応じて随時サーバーブレードを追加することで、投資対効果を向上。複数のサーバーブレードを用いた並列処理ができるため、ホスティングサービスやコンテンツ配信など、大量データの入出力処理、負荷分散処理が必要なデータセンター環境に最適という。

 電源には80 PLUS GOLD認証のものを採用。BD10サーバーブレードを格納する「ベースユニット」では、サーバーブレードの稼働状況に応じ、電源の稼働台数や冷却ファンの回転数を制御することが可能。稼働状況の一元管理や障害検知などを行うシステム管理ソフト「Hitachi bd Link/SV」をオプション提供することで、消費電力を最小限に抑えている。

 BD10サーバーブレードの主な仕様は、Core i7-610E(2.53GHz)/i5-520M(2.40GHz)、最小1GB/最大8GBメモリ、2.5型の160GB/500GB SATA HDD、Red Hat Enterprise Linux。

 価格は、BD10サーバーブレードが18万6900円から、ベースユニットが34万9650円から、Hitachi bd Link/SVが個別見積もり。

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