マクニカネットワークス、SaaSと社内システムのID連携を実現するソリューションを販売へ


 マクニカネットワークス株式会社は26日、米Ping Identityと国内販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社のクラウドID連携ソリューション「PingFederate」を4月2日より販売開始する。予定価格は400万円(税別)から。

 「PingFederate」は、社内の認証システムと連携したシングルサインオン機能と、必要な情報のみをクラウドに渡す、セキュアなプロビジョニング機能を提供するソフトウェア。SAML、OpenID、OAuth、WS-Trustなどの認証連携に関する標準規格をサポートしており、社内での認証を一度行えば、パスワードが社外に出ることなく、透過的にSaaSへログインできる。プロビジョニング機能では、ユーザーIDの作成、変更、削除を自動的に行えるという。

 また、さまざまなID管理ソリューション、主要SaaSとの連携キットを豊富に用意しており、既存システムへの変更作業をほとんど行うことなく、ウィザード方式のGUIに従って容易に設定できるとした。

 なおこの製品は、ワールドワイドで800社を超える導入実績をすでに持っており、Fortune100に選ばれた米国企業のうち42社で採用されているほか、数多くの政府/大手金融機関での利用実績があるとのことだ。

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(石井 一志)
2012/3/26 16:19