NECフィールディング、「Office 365」向けサポートサービスを強化

100ユーザー以下向けの特別パッケージも提供


 NECフィールディング株式会社は21日、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Office 365」の導入・運用支援サービス「Office 365 ソリューションパック」において、サービスメニューを強化すると発表した。同パックのサービス体系を見直したほか、100ユーザー以下の企業を対象とした「Exchange Online おまかせバリューセット」を追加している。

 「Office 365 ソリューションパック」は、Office 365の導入と運用を支援するサービス。導入時の煩雑な設定作業の代行や、操作説明やトラブル対応などのヘルプデスクサービス提供などを行っている。

 今回はこのサービスにおいて、Exchange Onlineの導入が前提だった従来のメニューを見直し、SharePoint OnlineやLync Onlineについても単独で導入できるようにしたほか、Exchange Online向けの新オプションを2つ追加する。

 1つ目のオプションは、フラットな階層で表示されるExchange Onlineの標準アドレス帳を階層型アドレス帳へ拡張し、その初期設定と管理者サポートサービスを行うオプション「階層型アドレス帳初期設定サービス」。メールアドレスを組織ごとに階層化して表示できるようになるため、利便性が向上するという。なお階層型アドレス帳の導入にあたっては、ビービーシステムと「Address Look Online」サービスを契約する必要があるとのこと。

 また2つ目は、複数のユーザーが同時にメールメッセージを読んだり、送信したりできる「共有メールボックス」の設定を行う「共有メールボックス設定サービス」である。

 さらに今回、Exchange Onlineの導入ユーザー数が100以下の企業を対象に、「Exchange Online おまかせバリューセット」をラインアップした。ユーザー設定や1年間の管理者サポートサービスなどを提供する「基本サービス」に、運用開始後1年以内、最大5回まで設定内容の変更を代行する「設定変更サービス」、管理者ヘルプデスクサービスを加えている。価格は、10ユーザーセットで28万円(税別、Office 365のライセンスは別途)から。

 NECフィールディングでは「Exchange Online おまかせバリューセット」について、今後3年間で1000社への販売を目指している。

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