NEC、小売業向けのクラウド型基幹業務サービス「NeoSarf/Retail」


 日本電気株式会社(以下、NEC)は2日、小売業向けのクラウド型基幹業務サービス「NeoSarf/Retail」を発表した。システムを個別に構築する場合と比べ、導入・運用にかかるコストを5年間で最大30%削減できるという。販売は同日より開始される。

 「NeoSarf/Retail」は、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、コンビニなど、さまざまな業態の小売業を対象としたクラウド型基幹業務サービス。マスタ管理、仕入れ、発注などの業務だけでなく、計画・分析も含めたマーチャンダイジング業務全体を支援できる点が特徴という。

 利用にあたっては、マーチャンダイジングに必要な業務と機能が定義された標準業務プロセスモデルが用意されているので、ユーザー企業は、これらの中から自社に必要な業務プロセスを選択して、短期間で利用をスタートできるとのこと。

 また、小売業のITに関するグローバル標準「ARTSデータモデル」に、日本固有のデータモデルを追加した標準データモデルを採用しているので、新たな業態を展開する際にも柔軟かつ迅速に対応可能。さらに複数言語にも対応しており、グローバル展開もスムーズに行えるとしている。

 NeoSarf/Retailの利用料金は、20店舗規模のスーパーマーケットの場合で、月額200万円(税別)から。NECでは、今後3年間で30社への販売を見込んでいる。

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