MS、Windows 8のSkyDrive連携機能を紹介、エクスプローラーとの統合など


 米Microsoftは20日、次期OSの「Windows 8」で利用可能となる、無料オンラインストレージサービスの「SkyDrive」との連携機能について、Windowsエンジニアリングチームの公式ブログで紹介した。

 SkyDriveは、Windows Live IDでサインインすることで、25GBのオンラインストレージを無料で利用できるサービス。現時点で1700万ユーザーが利用しており、保存しているデータの総量はおよそ10ペタバイトにも上るという。

 Windows 8でのSkyDriveとの連携機能としては、SkyDriveのMetroスタイルアプリの提供、エクスプローラーへのSkyDriveの統合機能、SkyDrive.comを通じたファイルのリモートアクセス機能の3点を挙げている。

SkyDriveのMetroスタイルアプリエクスプローラーにSkyDriveを統合

 SkyDriveのMetroスタイルアプリは、タッチ操作によりSkyDrive内のファイルへのアクセスが容易に行えるアプリ。ほかのMetroスタイルアプリとも連携し、各アプリがSkyDriveをファイルの保存先や参照先として利用できるようになる。

 エクスプローラーへのSkyDriveの統合機能は、専用のアプリケーションをインストールすることで、WindowsからSkyDrive内のファイルを直接利用可能にするもの。ユーザーフォルダーの下に作成される「SkyDrive」フォルダーがオンラインのSkyDriveと常に同期し、ファイルの変更は即座に反映される。このアプリはWindows 7/Vista向けにも提供される。

 また、SkyDriveの統合機能を利用しているPCに対して、WebのSkyDrive.comからPC内のファイルへのリモートアクセス機能も提供する。リモートアクセスの利用には、Windows Live IDに加えてメールまたは携帯電話による認証も必要となる二要素認証を採用する。

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(三柳 英樹)
2012/2/21 18:36