デル、オープンで標準化されたクラウド環境の普及促進を目指す「OSCA」を設立

~インテル、マイクロソフト、レッドハットなど13の企業・団体と推進


OSCAの町田栄作会長

 デル株式会社は14日、「オープン・スタンダード・クラウド・アソシエーション(OSCA)」を設立したと発表した。オープンで標準化されたクラウド環境の普及促進が目的で、ITベンダー、ソリューションプロバイダ、オープンソース関連グループなど13社・団体が参加しており、デルではこれらとの協業により、OSCAとして検証作業や技術支援、マーケティング活動などに取り組むという。

 OSCAの初代会長に就任した、デル 執行役員の町田栄作氏は「(これまでのIT環境で問題とされてきた)ベンダーロックインが、クラウドの世界でも出てきつつあるのが現状で、結果として、クラウド間での互換性、相互運用性にはさまざまな問題が出てきつつある」といった問題を指摘。こうした問題を解決するために、オープンソースや標準化された技術によるクラウド環境を、迅速かつ容易に構築・導入し、また運用管理していけるように支援するとした。

 具体的には、CPU、ハードウェア、アプリケーションから、OpenStackを初めとするオープンソース技術まで、クラウドサービス基盤の構築に不可欠な各要素の動作検証と、技術支援を実施するとのこと。また、ハイブリッドクラウドへの移行において必須となる、既存システムとクラウド環境との相互運用性についても検証する。

 テーマとしては、「ハイパースケール・データセンターソリューション」「クラウド運用管理の効率化」「クラウドの相互運用」といった3つの技術文化会を設置。これらの文化会から上がってきた検証結果などをベストプラクティスとして、ホワイトペーパー、セミナー、OSCAのWebサイトなどを通じて公開するとした。

 加えて、デルの東日本支社(東京・三田)内に「OSCA検証センター」を開設し、オープンソースや仮想化技術などの最新ソリューションの機能、ならびに動作検証を行うとのこと。

 「まだまだレガシーの技術は多く、ベンダーロックインの技術に投資されているが、オープンで、標準で、できるだけシンプルにしたいというニーズはクラウドの中でもある。そうした点を踏まえて、日本からグローバルに発信していきたい」(町田氏)。


OSCAの概要記者会見では記念撮影も行われた

 なお、現段階での参加企業・団体は以下の通り。

  • インテル株式会社
  • ヴイエムウェア株式会社
  • 株式会社NTTデータ
  • エンタープライズDB株式会社
  • オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社
  • Cloudera ,Inc
  • 新日鉄ソリューションズ株式会社
  • 日本マイクロソフト株式会社
  • 株式会社日立ソリューションズ
  • Rackspace
  • レッドハット株式会社
  • WIDEプロジェクト
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(石井 一志)
2012/2/14 14:05