セーフネット、光学センサーで独自の電子署名を生成するトークン
不正な金融取引を防止
SafeNet eToken 3500 |
日本セーフネット株式会社は9日、ID保護・トランザクション保護を実現する光学署名デバイス「SafeNet eToken 3500」を発表した。国内では14日より販売する。
SafeNet eToken 3500は、Webで金融取引を行う際に、光学センサーを利用して独自の電子署名を生成する製品。トークンに表示されるワンタイムパスワード(OTP)で金融Webサイトにアクセスし、例えば、送金を行おうとすると、画面上に点滅するボックス画面が表示される。SafeNet eToken 3500を画面に向けてかざすと光学センサーが暗号化された金融取引の詳細を読み込み、独自の電子署名を生成。それをWebブラウザに入力することで、取引が有効であることが確認される。
OTPでユーザーを認証し、電子署名で各トランザクションが認証されるため、これら組み合わせによって、ユーザーの不正ななりすましや取引中にハッカーが送金先を変更する「Man-in-the-Browser(MinB)攻撃」などの脅威が減少される。また、デバイスの光学機能が取引データを自動スキャンするため、手動による入力は必要なく、入力ミスと手間を削減できるという。
OTPでログイン後、送金額とユーザーアカウントを入力 | 光学センサーで読み取るためのボックス(点滅)が表示される |
トークンをかざし光学情報を読み取る | 送金額とアカウントが認証され、電子署名が生成される |
電子署名を入力することでトランザクションが認証される |
2012/2/9 13:59