デル、圧縮・重複排除機能を備えたバックアップストレージ「Dell DR4000」

買収したOcarina Networksの技術を活用


Dell DR4000

 デル株式会社は9日、圧縮・重複排除機能を備えたバックアップストレージ「Dell DR4000」を販売開始すると発表した。米Dellが買収した米Ocarina Networksの技術を活用し、最大98%のデータ削減効果を発揮できるという。参考価格は156万円(税別)から。

 DR4000は、インラインの重複排除機能を備えた、ディスクベースのバックアップストレージ。Ocarina Networksが持っていた技術を活用しており、ファイル形式に応じた異なる圧縮アルゴリズムを適用できるため、重複排除が難しいとされてきたzip形式などの圧縮ファイルについても、効果的なデータ削減を期待できるという。

 また、RAID 6対応やNVRAMの搭載などにより、ハードウェア障害に備えたデータ保護環境を実現するほか、データ整合性検証などのソフトウェア機能を用いて、バックアップデータの保全を図れるとのこと。

 ラインアップには、論理容量35TB、70TB、130TBの3モデルを用意した。インターフェイスはGigabit Ethernet(GbE)×4、ないしは10GbE×2を備え、プロトコルはNFS/CIFSに対応する。

【2/13 訂正】
 デルより論理容量の変更の発表がありましたので、初出時より記載を変更いたしました。

 なお、DR4000では、レプリケーション機能、重複排除機能、圧縮機能などの全機能を追加費用なしで利用できるとのことだ。

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(石井 一志)
2012/2/9 11:41