エアー、Amazon S3互換のクラウドストレージを構築可能なソフト「MezeoCloud」を発売


 株式会社エアーは7日、米Mezeo Softwareと、同社のクラウドストレージ構築ソフト「MezeoCloud(メジオクラウド)」の国内マスターディストリビュータ契約を締結したと発表した。クラウドサービスプロバイダなどへ販売するとともに、販売代理店の開拓も進めるという。

 MezeoCloudは、クラウドストレージシステムを構築するためのソフト。マルチテナントに対応し、スケーラブルなクラウドストレージ環境を容易に構築できる。また、Amazon S3に準拠したREST WebサービスのAPIを提供しているため、既存のクラウドストレージシステムからの移行もしやすいという。

 さらに、特定のストレージハードウェアに依存しないほか、クライアントの外観をリブランディングできるので、サービスプロバイダによる、自社ブランドでのクラウドストレージサービス提供も容易に行えるとのこと。このほか、他社に先駆けてクラウド管理インターフェイス仕様のCDMIをサポートしている。

 対応するサーバーOSはRed Hat Enterprise Linux(x64)。ライセンスは、クライアントライセンス、ストレージサイズライセンス、買い取りライセンス、OEM(リブランド)ライセンスなど、用途に合わせて複数の体系が用意される。

関連情報
(石井 一志)
2012/2/7 15:33