内田洋行、持ち運べる小型ユニットタイプの電子黒板「Deldea」


スティック型の本体と電子ペン

 株式会社内田洋行は23日、小型ユニットタイプで持ち運び可能な電子黒板システム「Deldea(デルディア)」を発売した。

 プロジェクタとPCを使ったプレゼンをさらに有効に行うため、投影画面に電子ペンで直接情報を書き込んで、その情報を二次利用できる電子黒板システム。これまで普及してきた大型ディスプレイ式ではなく、持ち運べる小型ユニットタイプなのが特長。2005年より学校教育向けに販売を行ってきた製品をベースに、ビジネス向けに開発した専用操作シートと投影用テンプレートをパッケージ化している。

 構成要素は、スティック型の本体、電子ペン、専用操作シート、投影用テンプレート。スティック型の本体と専用操作シートをホワイトボードに張り付けて、操作範囲を指定するだけで、プロジェクタで投影したPC画面を電子ペンで操作できる。

 専用操作シートに描かれたアイコンをペンでタッチするだけで、色やペンの太さを選択したり、画面イメージを保存・印刷したり、アプリケーションを起動することも可能。シンプルで分かりやすいデザインのため操作に迷わずプレゼンが行えるという。

専用操作シート。電子ペンでタッチするだけで各機能が利用できる

 このほか、さまざまなシーンで打合せを効率化してくれる投影用テンプレートも用意。戦略立案に使えるフレームワークをはじめ、レーダーチャート、グラフ、方眼紙、日本地図、世界地図、議事録、スケジュール表、ToDoリストといった「背景図」、および各種ネットワーク機器、人物、建物、交通機関、ビジネス印といった「スタンプ」が豊富に収録されている。

 セット価格は、15万7290円。初年度1億円の販売を目指す。

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