凸版印刷、スマートデバイスでペーパーレス会議を実現する「HandyBinder」
凸版印刷株式会社は16日、スマートデバイスを利用したペーパーレス会議ソリューションを発表した。導入・運用コンサルも含め、1月中旬より販売する。
同社では、スマートフォンやタブレットなどの高機能端末(スマートデバイス)向けに、PDFやMicrosoft Office(Word/Excel/PowerPoint)などで制作したコンテンツを、手軽に作成・配信できるサービス「HandyBinder」を提供している。今回は、このHandyBinderにペーパーレス会議機能を追加。ペーパーレス会議ソリューションとして、1月中旬より販売する。
HandyBinderは、インフォテリアが提供するスマートデバイス向けコンテンツ作成・配信サービス「Handbook」をエンジンとして採用。コンテンツ作成者がPDFやMicrosoft Officeなどで作成した企画書やマニュアル、会議資料などを、HandyBinderのサイトにアップロードすると、スマートデバイス向けに自動変換され、各担当者が持つ端末に配信できる。
ペーパーレス会議機能としては、PDFファイルへの手書きメモ機能を追加したほか、特定の端末からの未利用できる端末個体認証やアクセス制御、MDM(モバイルデバイス管理)サービスと連携し、セキュリティ面を強化。さらに2010年より自社採用してきた実際の運用ノウハウを基に、ペーパーレス会議の導入・運用コンサルまでトータルにサポートする。
価格は、ASP版が利用容量500MB・ユーザー数500IDで2万円/月。追加容量500MBごとにプラス2万円/月が発生する。パッケージ版が容量・ユーザー数無制限で180万円/ライセンス。ASP版・パッケージ版ともにMDMサービスを利用する場合は別途費用が必要。
同社では、関連サービスも含め、2012年度に1億円の売り上げを目指す。