IIJ、ISPやSaaS事業者向けにサービスインフラのOEM提供を開始
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は19日、ISPやSaaS事業者などのサービスプロバイダー向けに、IIJのサービスインフラをOEM提供する「IIJ OEMプラットフォームサービス」を開始した。第1弾として、メールサービスのインフラを提供する「IIJ OEMプラットフォームサービス for Mail」を開始した。
「IIJ OEMプラットフォームサービス for Mail」は、IIJのメールサービスをOEMで提供するもので、利用企業は自社で設備を構築・運用することなく、自社ブランドのメールサービスの提供が可能となる。サービスは、サイボウズ株式会社が19日に提供を開始した「メールサーバー on cybozu.com」のインフラとしても採用された。
メールボックス容量は1アカウントあたり1GBで、迷惑メール対策やウイルス対策が標準提供される。PCのほか、スマートフォンや携帯電話からのアクセスにも対応する。また、運用管理者がメールアカウントの追加や削除など各種設定変更ができるサポートウェブと、オンラインで連携するAPIを標準で提供。エンドユーザーの設定照会やアカウント・ドメイン管理など、メールサービス運用に必要な管理業務は専用のウェブ画面上から行える。